健康保険の手続きが終わり、一安心した私でした。
しかし、次に気になったのは社会保険料のことでした。
再就職先では、前職より収入が大きく下がります。
私は、
「収入が減るのだから、社会保険料もすぐに安くなるのだろう。」
と、なんとなく考えていました。
実際に調べてみると、社会保険料には一定の決まりがあることが分かりました。
会社員が加入する健康保険や厚生年金保険の保険料は、毎月の給与額だけで決まるわけではありません。
社会保険料は「標準報酬月額」という仕組みをもとに決まります。通常は毎年4月・5月・6月の給与を基に見直され、その結果が9月から翌年8月まで適用されます。一方で、私のように再就職した場合は、入社時の給与を基に保険料が決まる仕組みであることも知りました。
再就職後に給与明細を確認すると、社会保険料は給与に応じて決まっていることが分かりました。しかし、その仕組みや、新しい保険料がいつから反映されるのかまでは分かりませんでした。制度を調べて初めて、その仕組みを理解することができました。
もちろん、転職や退職後の加入状況によって適用されるルールは異なります。
制度を知っていたおかげで、
「何か間違っているのではないか。」
と不安になることはありませんでした。
会社員として働いていた頃は、社会保険料は給与明細に書かれている数字を見るだけでした。
しかし、自分で調べる立場になって初めて、
「こういう仕組みで決まっていたのか。」
と気付くことができました。
退職すると、税金や保険など、これまで会社が手続きをしてくれていたことを、自分自身で理解しなければなりません。
最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、一つひとつ調べていくことで、不安は少しずつ安心へ変わっていきます。
私自身、この経験を通して、制度を知ることの大切さを改めて実感しました。
次回予告
第29話 企業型DCの満期のお知らせ
退職を考え始めた頃、私のもとに企業型DC(確定拠出年金)の満期のお知らせが届きました。
これまで長く会社員として働く中で、毎月積み立てられていた年金制度でしたが、改めて自分のお金として向き合う時が来ました。
「このお金をどのように受け取るべきなのか。」
一括で受け取るのか、それとも年金として受け取るのか。
退職後の生活を考える中で、私はこの選択について真剣に考えました。
私が実際に調べ、悩み、最終的にどのような判断をしたのか、その経験をお話しします。


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