この記事で分かること
- 60歳で新しい職場へ飛び込む際に行った「不安を減らす事前準備」
- デイサービス現場での一日の流れと、前職との大きなギャップ
- 先輩職員の教えから学んだ、介護職としての「命を守る責任」
60歳からの挑戦!不安を最小限にする事前準備
いよいよ迎えた介護現場への初出勤日。60歳で新しい職場へ飛び込むのは大きな挑戦だからこそ、「事前に準備できることはすべてやる」という意識で準備を進めました。
1. 雇用書類の確認と事前相談
会社から送られてきた雇用契約書や就業規則、各種提出書類にはすべて事前に目を通しました。分からない点があればそのままにせず担当者へ質問し、初日に慌てない状態を作りました。
2. 健康診断と通勤ルートの下見
事前受講の健康診断はもちろん、朝の渋滞を見越して自宅から施設まで実際に車を走らせました。さらに前日には配属先の施設まで下見に行き、建物の入口や駐車場の場所を確認したことで、「明日はここへ来ればいいんだ」という大きな安心感に繋がりました。
初出勤日のリアル!現場で驚いた業務の密度と連携
朝礼を終え、デイサービスへ来られている利用者さんへのご挨拶から現場での仕事が始まりました。
「名前とお部屋」を覚えるところからのスタート
ズラリと並ぶ利用者さんの笑顔を見て、真っ先に浮んだのは「皆さんのお顔とお名前、お部屋を早く覚えられるだろうか」という不安でした。一日で覚えることは不可能だからこそ、お一人おひとりと誠実に向き合うことを心掛けました。
介護現場の目まぐるしい一日の流れ
先輩職員の後ろにつき、一日の流れを学びました。
- 午前:ご案内、バイタル測定、体操、お茶菓子の準備、レクリエーション補助、食事介助、排泄介助、入浴介助など
- 午後:昼食後の口腔ケア、排泄介助、午後のレクリエーションサポート
- 夕方:夕食の食事介助、引き継ぎ
時間通りに機械を動かす前職とは違い、利用者さんの体調や状況に合わせて臨機応変に対応が変わる現場に、「これほど多くの業務を状況を見ながら進めているのか」と驚きの連続でした。
先輩から教わった「命を守る責任」と介護のやりがい
業務を教わる中で、特に心に深く残った先輩職員の言葉があります。
「利用者さんの命に関わることだから、ここだけは絶対に気を付けて」
ほんの少しの油断が大きな事故に繋がる
利用者の多くは80歳前後の高齢者です。歩行や車いすへの移乗時のほんの少しの油断が転倒・転落に繋がります。また、食事介助での誤嚥(ごえん)は、窒息や誤嚥性肺炎という命の危険を招きます。
先輩が一段と真剣な表情で説明してくださったことで、介護は身の回りのお世話だけでなく、「利用者さんの安全と命を守る責任ある仕事」なのだと身が引き締まりました。
人と直接向き合う温かさ
機械相手だった前職と違い、介護は一日中人と向き合います。不安そうな表情をされる方もいれば、笑顔で話しかけてくださる方もいる。
「焦らなくて大丈夫ですよ」と優しく声をかけてくれる先輩たちに支えられ、昼休憩を迎える頃には張り詰めていた緊張が少しずつほぐれていきました。
初日を終えて:疲れの先に見えた充実感
初日の勤務を終え、帰りの車を運転しながら一日を振り返りました。
正直、体も頭もクタクタに疲れました。覚えることも山積みです。しかし、不思議と胸の中に湧いてきたのは「明日も頑張ろう」という前向きな気持ちでした。
60歳で踏み出した新しい一歩。不安以上に「挑戦できた充実感」でいっぱいでした。この日が、私の第二の人生の本当のスタートラインになりました。
今後のブログについて(おわりに)
ここまで全6回にわたり、33年勤めた会社の早期退職から、ハローワークを使わない再就職、介護職員初任者研修の取得、そして初出勤日までの道のりをお届けしてきました。
60歳からのリスタートは決して遅くありません。
今後は、介護現場での日常や感じたやりがい、そしてシニア世代に役立つ制度や手続きのノウハウを定期的にお伝えしていきます。退職や再就職に悩む方の参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


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