第4話:60歳、未経験で介護の道へ。「初任者研修」への決断

この記事で分かること

  • 33年勤めた会社を辞め、未経験の介護業界を選んだ理由
  • 祖父母・ご両親との思い出と、心に残っていた「後悔」
  • 60歳からの挑戦を決めた「介護職員初任者研修」への第一歩

どんな仕事に就くか、毎日のように悩んだ日々

早期退職を決意し、再就職活動を始めた私。

「次はどんな仕事に就こうか……」

33年間、一つの会社で同じ業務を続けてきた私にとって、ゼロから仕事を選び直すのは人生で初めての経験でした。

年齢は60歳。体力面やこれまでのキャリア、そしてこれからの人生設計——。色々なことを考える中で、私の心に少しずつ浮かんできたのが「介護」という仕事でした。

もちろん、当時の私には介護の経験も資格も一切ありませんでした。

「誰かの役に立つ仕事がしたい」という想い

60歳という大きな節目を迎え、これからの人生は「自分のため」だけでなく、「直接誰かの役に立つ仕事をしたい」と強く思うようになりました。

人と直接関わり、感謝を交わしながらその思いを実現できる仕事は何か。そう考えたとき、介護という選択肢が自分の中で日増しに大きくなっていったのです。

昔、祖父母や両親と過ごした日々を振り返ると、「もっと何かできたのではないか」という思いがどこかに残っていました。その潜在的な気持ちが、介護に興味を持つきっかけだったのかもしれません。

天国の両親への「少し遅い親孝行」として

そして、介護を選んだ最大の理由は、亡くなった両親の存在でした。

若い頃の私は、日々の仕事や自分の生活を優先するあまり、生前に親孝行らしいことを十分にしてあげられませんでした。

今になって振り返ると、 「もっと話を聞いてあげればよかった」 「もっと一緒に過ごす時間を作ればよかった」 という悔いが、どうしても心に残っていたのです。

「介護という仕事を通して目の前の高齢者の皆さんのお役に立つことが、天国にいる両親への少し遅い親孝行になるのではないか」

もし天国から見ていて、「よく頑張っているな」と少しでも喜んでくれたら、それだけで自分は嬉しい——。そう思えたことが、背中を強力に押してくれました。

不安を越えて「初任者研修」への申し込みへ

もちろん、不安がなかったわけではありません。60歳から未経験の分野に飛び込むのは、決して簡単なことではないからです。

それでも、「やらずに後悔するより、勇気を出して挑戦しよう」と心に決め、まずは介護の第一歩となる「介護職員初任者研修」への申し込みを行いました。

この決断こそが、私の60歳から始まる新しい人生への、最も大きな第一歩となりました。

次回(第5話)予告

次回は、完全未経験で飛び込んだ「介護職員初任者研修」でのリアルな学びの様子をお届けします。60歳でゼロから勉強を始めたときの気持ちや、スクールでの出会い、資格取得までの道のりをお話しします。

👉 [次の記事へ] 第5話:60歳で挑んだ介護職員初任者研修!知識ゼロからの学びと資格取得

コメント

タイトルとURLをコピーしました