この記事で分かること
- 60歳からの再就職で抱いたリアルな不安と「退職前準備」の重要性
- 介護職員初任者研修を「実質無料」で受講できた理由
- 未経験の介護業界へ挑戦することを決めた「自分自身の原点」
60歳からの再就職。「退職してから考える」では遅い?
2025年の秋。60歳で早期退職することを決意した私は、一つの大きな不安を抱えていました。
「退職した後、本当に60歳の自分に次の仕事が見つかるのだろうか……」
33年間、一つの会社で働いてきた私にとって、就職活動は実に数十年ぶりのこと。年齢的にも決して若いとは言えません。「退職してから探せばいいや」では遅すぎるかもしれないと感じ、私は退職前の在職中から少しずつ動き出すことにしました。
未経験から「介護」の道へ目が留まったきっかけ
まずは求人情報の収集から始めました。
ハローワークの求人情報や転職サイトを見ながら、「60歳でも必要とされる仕事はあるのか」「これまでの工場勤務を続けるか、全く違う業界へ飛び込むか」と毎日のように調べる日々。
そんな中で目に留まったのが、「介護」という仕事でした。
正直に言えば、最初は「自分にできるのだろうか」と半信半疑でした。体力的・精神的にも大変そうなイメージがあり、私には資格も経験もありません。
しかし、以前から「人と関わる仕事」に興味があったため、「まずは話だけでも聞いてみよう」と情報収集を深めていきました。
介護職員初任者研修を「実質無料」で受講できた理由
再就職に関する情報を集める中で知ったのが、「介護職員初任者研修」の存在でした。
この資格を取得すれば、未経験でも介護の現場へ挑戦しやすくなり、資格手当など給与面でも優遇されることが分かりました。
さらに、介護職専門の紹介業者へ相談したところ、非常に価値のある情報を教えていただきました。
「条件を満たせば、初任者研修を国の補助を使って『実質無料』で受講できますよ」
受講期間は約2カ月(週2日/1日8時間コース)。
「在職中の今から準備を始めれば、退職後すぐに新しいスタートが切れる。これは挑戦するチャンスだ」と確信し、一歩踏み出す決意を固めました。
自分を見つめ直して見えた「仕事の原点」
もちろん、不安が一切なくなったわけではありません。
「本当に自分に合っているのか」「60歳から新しい業務を覚えられるのか」という思いが頭を駆け巡りました。
それでも挑戦を決められたのは、これまでの33年間を振り返ったとき、「誰かに『ありがとう』と感謝された瞬間が、一番やりがいを感じていた」と思い出したからです。
人の笑顔や感謝の言葉に支えられて頑張れる自分に気づいたからこそ、介護という「直接人と向き合う仕事」に挑戦してみたいと強く思えました。
退職前の「もがき」こそが、次の人生の安心になる
振り返ると、退職前の「ああでもない」「こうでもない」と試行錯誤していた準備期間があったからこそ、退職当日を不安ではなく前向きな気持ちで迎えられました。
再就職活動は退職後から始めても遅くはありません。しかし、退職前から情報を集めて制度や資格の準備を進めておくことで、不安は確実に小さくなります。
あの時、勇気を出して在職中に一歩踏み出したことが、私の第二の人生の最高のスタートダッシュになりました。
次回(第4話)予告
次回は、介護職員初任者研修の具体的な申し込みプロセスや、実際に勉強を始めて感じた壁について詳しくお話しします。


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